洒落怖

こたつの上に・・・

96 :鳥美尊野:2001/07/01(日) 23:44
知り合いの姉さん、裕子さんの話です。

何年か前の冬ですが、
裕子さんはあるアパートの2階に引っ越しました。
で、彼女は、引っ越して間もないある日、
友人と久し振りに飲みました。
久し振りだった事もあり、かなり酔った状態で家に帰りました。

家に着くとすぐに、コタツに入りました。
酔っていたのと、コタツでポカポカしてきたのもあり、
すぐにウトウトしてきました。

もうほとんど眠りかけの中で、ふと窓の方を見ると、
窓の外に男性のような人影が、ごく普通に立っているように、
こっちを見てます。

しかし、彼女は酔っているせいか、さして気にせずに
そのまま眠りについてしまいました。
ここが2階で、その窓の外には人が立てる余地が無いという事は、
その時には思い至りませんでした。

97 :鳥美尊野:2001/07/01(日) 23:45
2時間くらい眠ったでしょうか。
酔った後には喉が渇きます。
裕子さんも喉の渇きから、窓の方に目を向けた状態で、
目覚めました。
夜明けが近いらしく、窓の外は白み始めています。
体を起こそうと、正面を向いた瞬間、

「あっ!!」

コタツの上に、男が座ってます。
こちらを睨んでいるような、
にやけているようなはっきりしない表情です。
そして何故か、生きている人間には到底思えない感じがしました。
そういえば、さっき寝入る時に窓の外に見えた男です!

彼女はパニックに陥り、とっさにコタツの布団をかぶってしまいました。
がたがたと震えが来て、コタツから逃げ出すタイミングを失ってしまいました。

すると、布団の中の彼女の顔が上からぐぐぐっと圧迫されてきました。
ふぅーふぅーっと、
生暖かい気持ちの悪い息が布団の上から伝わってきました。

どうやらコタツの上の男が、その顔を押し付けているようです!

彼女の恐怖は極限に達しました。

「南無阿弥陀仏・・・南無阿弥陀仏・・・
お願いです・・・許してください・・・っ!」

自然と念仏を唱えていました。
しかし圧迫は収まりません。
それどころか、ふぅーふぅーっと不気味な呼吸が
より早くなりました。

「お願いっ・・・助けて・・・
南無阿弥陀仏・・・南無阿弥陀仏・・・っ!」

必死に念仏を唱えました。
すると・・・

「そんな念仏唱えたって、意味無いぞ・・・」

低く唸るような声が、彼女の耳に突き刺さりました。
そのまま気を失い、気付いた時には昼でした。
部屋は何事もありませんでしたが、
彼女はすぐに引っ越したそうです。

https://curry.5ch.net/test/read.cgi/occult/993836343/

-洒落怖
-


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


関連記事

洒落怖

親友のM美

608 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/04/08 13:59 前に一度こんな話を聞いた事がある。 それは仲の良い女の子二人の話で、その二人は仲が良く、常に二人で行動していた。一人はM美と ...

洒落怖

死体置き部屋での夜

525 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/06/16(土) 21:40 ある旅行会社の添乗員が、ツアー客と共に沖縄のリゾートホテルへ行った。 そのリゾートホテルではプライベートビーチを持 ...

洒落怖

○○さんの御宅はどちらでしょう?

403 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/08/09(木) 11:53 千葉のとある町。 彼は夜、ちょっと遠くのコンビニに行こうと自転車でマンションを出ました。 途中の暗い道に和服の女の ...

洒落怖

特別な存在

550 :ムササビ ◆oHOLJw9E :02/04/20 11:13 さて・・・俺もがんばるか・・。 東京・池袋にある、超高層ビルの夜間警備に派遣された私の友人の話である。 警備の初日、彼は先輩につ ...

洒落怖

八木山橋

383 :ムササビりべんじ ◆TC5.ZMGs :02/04/11 21:59 これは、今僕が通っている高校から少しいったところにある八木山橋という橋に、 友達といったときの話です。 八木山橋とゆうと ...

© 2026 オカルトペディア Powered by STINGER