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会いに来た曽祖母

では自分が幼少期に体験した話を一つ。

調べればわかるんですがめんどくさいのでだいたいで恐縮ですが自分が小学校2年か3年くらいのときのことです。
うちの地元では町内会と青年団主催の盆踊り祭が8月にあり、まあそこそこに賑わっていた。盆の期間中の3日間連続で開催されるのだが業者の屋台ではなく地元民の人たちの協力で出店が準備されていて子供でもお小遣いの範囲で十分楽しめるように工夫されていた。
焼き鳥は1本50円だったし、金魚すくいのポイやヨーヨー釣りの仕掛けも子供でも取りやすいよう強度の高いものが使われていたのだと思う。
実際自分はポイの紙の頑丈さはいくつか種類があることを大人になってから知るまでは上京してから金魚すくいが下手になったのだと勘違いしていた。
盆踊り会場は町内会館の併設されている小さな公園で、中心に矢倉を組みその周りに屋台や町内会の偉い人たち向けの席などがある。おそらくごく普通の盆踊り祭だと思う。
自分の家から会場は信号もない道をほぼまっすぐ500mくらい歩いた距離で街灯もあるので特に危険性はないが自分たちは両親と姉と自分と弟の5人で(たまに父は来ない)行き、当然5人で帰ってくるのが普通でした。

でもその晩だけは違いました。
会場について1時間も経っていないのに自分はなぜか急に家に帰りたくなった。このときなんでそう思ったのかは今でも思い出せません。
ですが自分は親に1人で帰る旨伝えてとぼとぼと家に帰りました。先ほど言った通り道はそこそこ明るく迷う要素0なのでまったく怖くありません。
特に大きなトラブルもなく家の玄関に着き下駄を脱ぎ、かまちに上がるとさっきまで下駄を履いていたからか足の裏がそわそわして面白かったのが妙に記憶に残っています。
玄関の鍵は開いていたので祖父か祖母は家にいるのだろうと思って廊下を歩いていると、左手の仏間に白い着物をきた老婦人が慎ましく正座していました。自分は祖母の友達が遊びに来ているのだろうと思い、数歩先の祖父母の部屋に行き「おばあちゃん、友達来てんで」と言うと祖母は「いや来てへんよ」と言い一緒に仏間を見に行くとさっきまでそこにいた老婦人はいませんでした。
完全に混乱している自分に対して祖母は「盆やからひいばあちゃんが帰ってきたんやなー」と笑っていました。

冒頭で何年生の頃か調べればわかると言いましたが、この年の自分の誕生日(6月)の前日の夜中に曽祖母が他界しており、そのため自分の誕生日会が中止となってしまっていたのです。そのとき自分はそれはもう今振り返っても恥ずかしいくらい泣き喚き、さらに亡くなった曽祖母に対しかなりの罵声をあげておりました。
曽祖母と私は面識はなく、お葬式で初めてお会いしたような形でしたので思い出らしいものはないですし、あまり顔も覚えていません。ですが葬式の参列の親戚の多くの方から曽祖母には大変世話になった、あんな人格者は他にいないと口々に言われているほどでした。

そんな優しい曽祖母だからこそひ孫を泣かせたことを気にして謝りに来たのでしょうか?それとも思い通りに行かないことに泣き喚く自分を注意しに来たのでしょうか?
個人的には後者なのじゃないかなと考えています。そのころからなんとなくですが曽祖母に見られても恥ずかしくないようにしようとぐっと辛抱するように心がけております。

また余談ですが仏間にいた曽祖母はなぜか電気の点いていない暗い仏間で白く光って見えたように思います。それに一般的な幽霊のイメージのような曖昧な感じはなく自分は生きた人間としか認識できないほどはっきりとそこにいました。
以上が自分の多くはない霊体験の一つです。

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