609 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/04/08 14:09
とある中学校に小柄で気の弱い男の子(以下M君)がいた。
入学して数ヶ月も経たないうちに、その子はクラスの男の子4人グループのいじめの対象になってしまった。
何をされても言い返せないM君に対し、いじめはどんどんエスカレートしていった。当然腹は立っていただろう。
が、反抗的な態度をとると殴られるのだ。そんなある日とうとう耐えきれなくなったM君は、団地の五階から飛び降り自殺を図った。
M君は当然即死。二日後クラスで担任の先生がそれを一部分(死んだということだけ)報告することになる。
それを聞いた4人グループは、
「・・・俺らのせいかな?」
「・・・ちがうよ。あいつが勝手に死んだんだよ」
などと、ビクビクしながら話をしていた。
・・・しかし数日後、いじめっ子の一人が、気を狂わせて自分の部屋で首を吊り、死体となって発見された。
責任を感じたのか、それとも・・・。残った三人は葬式が終わったあと、帰りながらこんな話をしていた。
「・・・あいつ、どうしたんだろ・・・」
「Mのせいかな?」
「・・ただ責任感じただけだろ?気にすることないって。」
・・・・・・三人は怖くなり、
「・・・Mの家に行ってあやまろうぜ・・・」
という結果に結びついた。
三人はMの親に友達だと言って部屋に入れてもらった。
Mの机には花が置かれていた。
「・・・・ごめんな、M・・」
三人の内の一人がそう言って、何気なく机の引出しを開けた。
中には鉛筆やゲームのソフトに混じって一枚の紙切れが・・・。
【ただじゃ済まさない。僕はあいつらを許さない。】