409 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/04/02 05:58
ある地方都市にいた頃のこと
週末の騒ぎも収まり、静まりかえった街を一人クルマで走るのは辛い。
残業でつかれきった身体をなんとか支えながら走っていると
まだ肌寒いというのに、赤いフレアスカートに白いブラウスの女性が歩いている。
普段なら顔でも見てやろうと徐行するのだが、今夜は一刻も早くベッドに入りたかった。
やがて街を抜けようというとき、暗がりから警官が飛び出して来た。
「恐れ入ります。飲酒検問です。」と言いながらクルマの窓に近づいた警官の顔が
後部座席を見るなり変わった。
「おい、オマエ!ちょっと降りろ。」と私を引き摺り下ろし、ボンネットの方へ連れて行くなり
同僚に「早く救急車を」と叫ぶ。訳がわからず「なんですか。」というと
「なんだじゃない!どうしたんだあの怪我人は」と後部座席を顎で指した。
「えッ?」と覗き込むとそこには、頭からおびただしい血を流し、白いブラウスを真っ赤に染めた
赤いスカートの女がギラギラした眼をこちらに向けて座っていた。
飲酒検問にて
関連記事
窓に帽子の男が
855 :( ´,_ゝ`):02/05/07 12:48 この話は、私が実際に体験した話ではないですが、私のいる周りで起きた話です。 今から、どれくらい前になるでしょうか・・・6,7年前の私がまだ高校 ...
バックミラーに張り付いた霊
610 :Λ:02/04/20 23:02 霊感の無い私の唯一の体験をお話しします... もう10年位前、私が大学生だったころ展示会の設営のアルバイトをしてました。 その仕事内容は、展示会に必要となる ...
空の湯船
438 :ムササビりべんじ ◆TC5.ZMGs :02/04/12 00:50 私は幼い頃から姉と共に、霊感があり数々の霊体験をしました。 今回はその中から1つをお話します。 それは私は今の家に引っ越 ...
蜘蛛の巣だらけの部屋
457 :ムササビりべんじ71 ◆TC5.ZMGs :02/04/12 01:24 ある高校の一部屋を借りて写真の現像をしていた父が体験した本当の話・・・・・・。 その部屋は随分と使われてなかったらし ...