174 :ムササビ的43話目 ◆TC5.ZMGs :02/04/10 05:58
私の友達の話しです。
彼はバイクに乗っていて、たまに暴走したり夜中走り屋(いわゆる暴走族)といっしょに走ったりする不良です。
これはそういう人達には有名な話しなんですが。
彼の住んでいるところには滝があって、その滝は昔から自殺の名所、出る、などと言われていました。
ある日、彼の仲間のH君がその滝の前でバイク事故死した
とゆう連絡がまわってきました。仲間内は葬式に出席し、
心から悲しみました。そして、その葬式から1週間後、恐怖が起こりました。
いつものように夜中の12時ごろ、バイクで走っていたら
彼のケータイが鳴りました。
「もしもし」
「・・・・」
「もしもし?誰や?」
「あ、俺。」
「・・・?誰?」
「俺。H。」
「はぁ?ふざけてんのか?」
「いや、Hや。久しぶり。」
「・・・・!!」
驚いたことに、その声も話す感じもH君なのです。
「・・・お前死んだんちゃうんか?」
「ああ、まーな。」
「ほんまにHなんか?」
「ほんまやって。言うてるやろ。」
あまりに信じられない出来事に、彼は回りにいた仲間にもケータイを渡しました。
「もしもし!!ほんまにHか!?」
「おーなんや、お前か。久しぶり-。」
驚いたことに、回りにいた仲間もそのケータイの向こう側はHだと思ったらしいです。
「・・・それで、お前何してるんや?」
「バイク乗ってるんや。」
「走ってるんか?今どこにいるんや?」
「・・・・」
「もしもし?」
「今おまえのうしろに乗ってる。」