洒落怖

帰らないで・・・

779 :「帰らないで・・・」その1:2001/08/19(日) 09:51
インターネット怪談コンテスト 電脳百物語ふたたび

秋が近くなると、私はいつもあるいやな出来事を思い出します。

当時、私は中学3年生、その頃、学校ではこっくりさんが流行っていました。
興味を持った私達は、仲のよかった4人でM子の家に集まり、
こっくりさんをする計画を立てました。

深夜12時ちょうど。
4本のろうそくのゆらめく明かりの中で、こっくりさんが始まりました。

780 :「帰らないで・・・」その2:2001/08/19(日) 09:52
「こっくりさん・・・あなたは、いくつですか?」
「…10サイ・・・デス」
「この辺に住んでいたのですか?」
「ハイ・・・。ナマエハ・・・アヤカデス。」
遊びではない異様な空気。余りの恐怖に3人から悲鳴が上がります。
私は「手を絶対離さないで。すぐ帰ってもらうからこのままジッとして」と
皆に言い聞かせました。

781 :「帰らないで・・・」その3:2001/08/19(日) 09:52
「アヤカさん。ごめんなさい。私たちはもう寝るので帰って下さい」
しかし、4人の指は何かに取り憑かれたように文字盤の上をすべり続けます。

「ワタシハ5ネンマエ、クルマニ ヒカレマシタ。
イキテイレバ ミンナトオナジ チュウガクノ 3ネンデス
・・ミンナイッショニ イテクダサイ」

「解りました。本当にごめんなさい。もうお帰りください。」

「イヤデス。ワタシハ10ガツ10カ、
クルマ二ヒカレマシタ。
オトモダチヲ ヒトリ ツレテイッテイイデスカ?
・・・ソレナラカエリマス。」

782 :「帰らないで・・・」その4:2001/08/19(日) 09:52
ついにこらえ切れず、友達は悲鳴をあげて指を離してしまいました。
「誰も連れて行く事はできません! ごめんなさい。さようなら!」
私はまだ滑り続ける嫌な指先の感触に耐え切れず、
半ば強引に10円玉を真中に戻し、こっくりさんを終らせました。

その途端、・・・カタン・・・と  机の1本のろうそくが倒れました。

その後、私達4人の間でこっくりさんの話はタブーとなりました。
4人は別々の高校へ行き、暫くバラバラになっていました。
ある、秋のお祭りの日。かつての友達から誘いがありました。
ですが、私はなぜか気乗りがせず、その誘いを断り家で過ごしていました。
すると突然、友人のY子から電話がありました。

783 :「帰らないで・・・」その5:2001/08/19(日) 09:53
「M子が・・・たった今、
酔っ払いの車にはねられて
・・・死んじゃった!」

翌朝の新聞の右下、小さな記事として16歳のM子の死を告げる記事がありました。

その祭りのあった日こそ、あのアヤカと言うこっくりさんが告げた
10月10日だったのです・・・。

(終わり)

https://piza2.5ch.net/test/read.cgi/occult/996631052/

-洒落怖
-


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


関連記事

洒落怖

彼女のホテルでの奇行

840 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/07/09 18:25 死ぬほどではないけど怖かった話。 この前別れた彼女とまだ付き合いだしてすぐの頃の話、ホテルに行ったのね。 でその日はそこまで ...

洒落怖

峠の電話ボックス

830 :峠:02/03/27 00:07 これは、仲間達4人とドライブがてら、夜景の美しいある峠に行った人のお話です。 その峠は電灯もあまりなく、とても暗い道だったそうです。 どんどん走っていくと途 ...

洒落怖

携帯電話の落とし物

560 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/06/18(月) 07:56 ※着信履歴 ○○(デパート)で買い物をし終え、駐車場へ向かう途中、 自分のバイクの横に携帯電話が落ちているのに気が ...

洒落怖

虐待母の霊

188 :ムササビ的49話目 ◆TC5.ZMGs :02/04/10 06:10 昔、友人が安ホテルに泊まった時の事。 真夜中、誰かの泣き声で目を覚ますと、天井に近い部屋の隅に泣き叫ぶ赤ん坊と、 それ ...

洒落怖

はあ~い

231 :あなたのうしろに名無しさんが・・・ :2000/10/09(月) 03:31 子どもの頃の話。 子どもの頃、僕は2階建ての借家にすんでいた。 母親も仕事をしていたので、学校から帰っても自分一 ...

© 2025 オカルトペディア Powered by STINGER