66 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/01/30 03:27
やっと謎が解けた、原因は”あるもの”を見たからで、
それが何かやっと分かった。
平成10年9月10日、
O県H市にある廃虚に肝試しに行ったのが
”こと”の始まりだった。見なかったことに
しようという暗黙の了解が
いけなかった。。。。。
当時、私とA、Bの私達3人はドライブがてら
よく心霊スポット巡りをしていた。
問題の場所は、有名なところで多くの人達が
連日連夜訪れ、心霊スポットというより何時の間にか
一種の溜まり場となっていた。
その建物は2階建で、強盗殺人によって廃虚となった
と言われていた。
一階には3つの部屋(食卓、応接間、仏壇の置いてある部屋)があり、
床にところどころ穴が空いている以外
各部屋は全体的にきちんとしていた。
二階には4つの部屋(おそらく子供部屋が2つ、寝室、書斎らしき部屋)
があった。
事件が起きたのは2階の子供部屋の1つで、パイプベットと
床には無数の写真が散らばっており、
そこは最も怖い部屋と言われ、肝試しのメインの場所だった。
67 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/01/30 03:39
(66のつづき)
その日(H10.9.10)は私たち以外に、
3つのグル-プが先に訪れており、
廃虚の入り口となる細道で何やら騒ぎながら話していた。
私たちが入り口に到着すると、
その中の4人(おそらく1つのグル-プ)が寄ってきて、
これどう思うかと言って3枚のポラロイド写真を見せてきた。
68 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/01/30 03:49
(66)
3枚とも問題の部屋を撮った写真で、
2枚は部屋の中で、1枚は窓を外から撮ったものだった。
部屋の中の写真は、曇ったオレンジ光がベット上に
写っているものと、その後に撮ったものには
オレンジ光はなく、白い丸い霧が同じところに写っていた。
そして最後に撮った外からの写真には、窓(硝子はない)
に撮っている人を眺めている人影のような
オレンジ光が混ざった白い霧が写っていた。
これらの写真を撮ったグル-プが一番先に到着しおり、
他の2つグル-プも私たち同様に写真を見せられ、
まだ廃虚には入っていなかった。
70 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/01/30 04:21
そして、真相を確かめようというより、
霊が見れるかもという期待感が高まり、
みんなで行ってみることになった。
到着すると、写真のせいもあって、
廃虚には不気味な感じが漂っているように感じだ。
全員で11人で、中に入る、外で待つ人を決めている時だった、
廃虚の中から3人の小学生ぐらい女子がいきなり笑いながら
走り出してきた。私たちはほとんど同時に叫びビビッタが
よく見たら”生きている”女の子達で、そして
私たちに”笑いにきたら駄目だよ””赤い毬見つけた教えてね”
と不気味で意味不明なことを言ってきた。
私たちの一人が何してるのと尋ねると、一人の子が
ろれつの回らない早口で”ゆるす許さないの問題じゃなくて
きまりだから、アハハハハ”と言ったというより叫んだ。
3人ともかなり様子が変で、しかも深夜1時ということもあり、
この達は事件に巻き込まれたんじゃないかと思い、
警察に電話しようとしたとき、一台の車がやってきた。
中から中年の夫婦と老婆が降りてきて、私たちのところにやってきた。
そして、夫婦は子供達を車にのせ、老婆が私たちに
「あんたら、はやく帰りなさい、ここはいかん、
この子達は孫で、可哀相におかしいんだ、夜な夜な抜け出して
ここに行く、家から3キロあるのに」
あんたら肝試しはいかんよ、わたしは霊は信じないけど、
この子らみてると辛くてね、おかしくなる前と顔が
他人になってるのよ、かえりなさいよ」
と忠告した。
今思えば、本当に帰るべきだったと後悔しているが
あの時は、その忠告が期待感を高め、その好奇心に
負けてしまった。。それがいけなかった。。。。。
72 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/01/30 04:44
老婆らが帰った後、写真を撮ったグル-プの一人が
自分達が来る前から、あの子達は廃虚のどこかに
隠れていたことに気づいた。
隠れる場所といえば、穴のあいた床下か、仏壇の横にある
押し入れ、または問題の部屋のベット下。。。。
ともかく、そのことの不気味さと恐怖感を抑えて
私たちは6人が部屋の中に入り、5人が外で
万が一のことを考え各車のエンジンをかけたまま
待つことになった。
私は中に入ることになった。
階段は一列にならばないと上れない構造で
私は前から3番目で、上りながら
”こういう場合は、もし霊が出るなら、
じわじわりと前触れがあるんだろうな”
と勝ってに想像していたが、
前の二人(男と女)が部屋に入った瞬間
男の悲鳴とともに
その想像が一瞬に崩れた。。。
私たちは何事かと思い部屋に駆け込んだ。
そしたら、女が虚ろな目で仰向けに倒れており、
くねくねしながら何か呟いていた。
はじめは小声だったが、
いきなり甲高い声で笑い、
「きまりだよ、あはは、きまりだから、
きりはずしても駄目なの、また行くよ」
と叫びはじめた。
私たちは焦り、女を担ぎ、一目散に部屋から
逃げて車に飛び乗った。
73 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/01/30 04:56
みんな無我夢中で自分のつれとは別の車に飛び乗った。
私は担がなかった方だが、女と同じ車に乗った。
女の方は半分気を失っている状態で、
汗をびっしりかいていた。
先頭の車に続き私たちはファミレスに入った。
女はすぐに別の子とトイレに入り吐いた後、
気を取り戻した。
みんなしばらく放心状態だったが、
女がポケットに何か入っていると言った。
それはあの部屋に散らばっていた1枚の写真で、
それを見て、みんな凍りついた。
日付は1979、11.3で写っていたのは、
女子で顔が、廃虚から出てきたあの三人の女の子の
意味不明なことを叫んだ方ともの凄く似ていた。
74 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/01/30 05:12
女は写真を見て泣き出した。
女が言うには、部屋に入ったら
写真の子がベットに正座で座っており、目が合うと
ニヤつきながら、立ち上がり飛びついてきて、
息苦しくなり、意識が飛んで気がついたら
車に乗っていたと。。。
女を落ち着かせた後、
写真は一番はじめにきたグル-プ人達が
保管することになり、
我々は朝になるのを待って、解散した。
肝試し話は、これで終わりですが、
後日談が恐怖の始まりでまだ続います。
過去を振り返り反省ししながら、
みなさんに話してます。
”きまり”が分かった今、
朝になるのを待って
みんなで連れて行くつもりです。