441 :ムササビりべんじ58 ◆TC5.ZMGs :02/04/12 00:59
今回の話しは私が小学校6年生の時に行った修学旅行の時に体験した話しです。
場所は高知県の某所、某旅館、私は部屋で友達数人ととりとめもない会話を
していました。
其の時私は畳み一枚ぐらいの大きさの窓がある壁際にもたれかかって足を
なげだして話しを聞いていました。しばらくすると、空気が灰色になって、体中を
悪寒が走りました。そして悪寒を感じている間もなく、金縛りになったのです。
もちろん寝ていた訳ではないですし、意識もしっかりありました。
目も開いていたし、友達も目の前で会話してるんです。でも誰も私が今金縛りに
あっているなんて気付きません。私は自分の事よりも、他の友達に今危険な状況
だからそれに気付いてくれ、と強く思ってました。その時、私のもたれかかた壁の
上にある窓ガラスから気配を感じました。何気なく私は目で窓ガラスを見ました。
丁度、私の右上の方、窓の隅っこにそれはいました。
天井から逆さまになった7歳ぐらいの女の子が窓越しにこっちを見て笑っていたのです。
「アハハハハハハハハ」と狂気じみた笑い声でした。
目線を友達の方に向け直した時、金縛りは解けました。私はあわてて窓側から
飛び退き、今私の身におこっていたことを一部始終話しました。けれど、誰もそんな
女の子は見てないし、声も聞いていないという事でした。
他人には見えなくて、自分だけに見える物。向こうもそれを良く知っているのかも
しれませんね。
結局彼女が何物なのか、何がしたかったのかは分かりません。