洒落怖

山の上の実家

255 :ムササビ71 ◆TC5.ZMGs :02/04/10 07:10
これは私の友人Kが、実際に体験した話に基づく。
Kは当時23歳、大学卒業後、地元静岡に戻って就職、
両親と同居し、実家から会社に通勤していた。
Kのその実家は愛鷹山をだいぶ上ったところにあるのだが、
森林が晴れたところにあるため、家の明かりがついていれば、
十分麓からでも確認できる位置にあった。
なので、Kは仕事から帰る途中の麓のバイパス道から、
いつも自分の家を何気に見つつ車を走らせていたそうだ。

ところがその日、仕事からの帰路、車を運転しながら
いつものように家を目で探していたが、家の明かりを確認できないまま、
家まであと3キロのところまで来ていた。
Kはそのとき、その日は雨が降っていたため、家の明かりが見えなかったのは
雨で視界がぼやけていたせいだろうと思ったそうだ。
ところが家まであと1キロという所まで来たとき、
ここまでくれば雨や何やらに関係なく家を確認できるのだが、
家の明かりがついていないことにきがついた。
新社会人であるKはこの時期まだ、勤務時間後は直で家に帰り、
両親と共に食事をとる事が多かった。そのため、家に誰もいない事を不審に
思いつつも次の瞬間、母親がその日の朝言っていたことを思い出し、
納得した。というのは、両親は、町内の集まりで、
姉妹都市である某R市へ泊まりに行くことになっていたからだ。
そのことを家まであと500mというところで気づき、
幾分ほっとしたその瞬間、走行中の彼の車のエンジンが急に停止した。
いままでこんなことは一度たりとてなく、かなり焦り、
(というのは彼の車が停止した場所は、私も学生時代深夜友達と
通った事があるのだが、この年齢になっても一人で通る事は決して避けたい、
林の中の一本道である。)しかしこのままでいることもできないため、
エンジンを見ようと外に出ようとしたが、ドアが開かない。
このとき彼は 霊 を直感したそうだ。

少し前までは雨の音と思っていたザーザーという音も、そのときはっきり、
何かを引きずる音だと確信した。
そしてその音は後ろから徐々に彼の車に近づいてくると、
彼は半狂乱で何かを叫び、破壊せんとばかりに窓を叩いた。
が、さらにその音は近づいて来たため、もう彼には何かを叫びながら、
耳をふさぎ、うずくまる事しかできなかった。
そして数十秒後、顔を上げようとした彼の足元から、
その半分を失い、焼けただれた、頭だけの物体が、徐々に徐々に這い上がってきた。
が、そのとき突然エンジンが動き出し、と同時にその頭も消えた。
彼が家に着くとすぐ、けたたましく電話のベルがなったが、
無視して、電気という電気は全てつけ、テレビのボリュームの音を大きくして、
少しでも部屋を賑やかにしようとしていた。服は全く汚れていなかった。
家に着いたときから10分とあけず、電話が鳴っていたため出ると、警察からだった。

「OOさんのお宅ですか、++署のものですが、Kさんですか?
あなたのご両親と思われる人が交通事故にあいまして・・・」

彼は20分後、警察署で警察官に説明をうけていた。

「即死と思われます。遺体の回収は一応終わったのですが、ただ・・・」

「ただ・・・?」

「女性のほうの頭部が見当たらないのです・・・」

https://curry.5ch.net/test/read.cgi/occult/1018361409/

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