385 :ムササビりべんじ ◆TC5.ZMGs :02/04/11 22:01
それは中1の夏の授業納めの日、私だけ提出物が遅れていて学校に遅くまで
のこっていました。わたしが帰ろうとすると、先生に旧校舎の図書館から本を
運ぶのを手伝ってくれ、とおねがいされたので、仕方なく本を運んでいました。
あとちょっとでおしまいとゆうところで先生が呼び出され旧校舎の図書館には
わたしひとりになりました・・・。本を全部まとめてそこから運んで行ったのですが、
ふと横を見るとボロボロの本が落ちています。中身は、すごく汚くて何が書いて
あるのかよく分からなかったので、気にすることなくそのまままとめてある本と
一緒にはこんでいきました。階段を上りドアを開けると校庭にでる仕組みになっていて、
2時半をすぎていたのでいそいで階段を駆け上がりようとしたそのときです・・・。
いくら上っても上ってもドアが見えてこないんです。何十分そこで階段を上り
続けていたでしょうか・・・・。持っていた本を置き、必死の思いで階段を駆け登り
ました。すると、驚いた事にすぐにドアが見えました。(このドアは、木製のドアでした)
ドアのノブをまわし、重く感じていた腕でドアを力いっぱい開けました。すると、
目の前に髪の毛が肩くらいまであって、肌は青白く、ガリガリにやせ細り血だらけ
の高校生くらいのひとがこうつぶやいたのです。
「見ないでよ・・・私の日記・・・・・・・・」
このあとの意識はなく、きがつくと図書館の中で倒れていました。時刻を見ると
もう3時を過ぎています。本をもたずに急いで図書館を出ると、ちょうど先生が
来ていて、こう言われました・・・
「あれ?さっき帰ったんじゃなかったか?」
実は私も、肩くらいまで髪の毛があり、結構やせています・・・。