263 :ムササビ77 ◆TC5.ZMGs :02/04/10 07:23
私は以前、八王子の奥にあるアパートで一人暮しをしていました。
今から4年前まで、計4年間、そこに住んでいました。
そのアパートは、築何年かは判りませんが、ロフトもついた意外と
綺麗なところでした。 しかし、奇妙な事もあったのです。
廊下のある1箇所だけが、妙に臭ったり(その場所は日によって
移動していった)、皆が帰省して誰もいないのに、アパートの階段を
上る音がして、降りる音はいつまでもしなかったり。
また、一方通行の足音はよくありました。
私の部屋の前を、右から左へ行く足音は5回以上聞こえるのに、
左から右へ行く音は全くしないとか(お盆に誰もいないとき)。
ただ、決定的なのが3年目におこりました。
私は深夜、部屋に戻り、トイレに駆け込みました。
大のほうが、もう限界、といった感じでした。
凄い手応えとともに、凄い臭いとともに、凄いのが産み出されたと
思います。手応えで判るものです。
・・・ふっと気がつくと、・・・ないのです。
今したばかりのはずの、直径20センチはあっていいうんちが、
完全に『ない』のです。
もちろん、うっかり流してなんかいません。
誰だって自分のうんちを確認するのは楽しみな筈です。絶対にそれは
ありません。また、水圧で流れてしまう事もないです。
一旦は水に触れないタイプの和式ですから。
私はそこに住んで初めて恐怖を感じました。
この話をしても、そのとき味わった恐怖が誰にも伝わらないので、
非常に悔しい思いをしています。
私の考えでは、マリーセレクト号や何かのような、消失事件の規模の
小さなものが、あのアパートでおきたのだと思っています。