413底名無し沼さん2018/06/10(日) 15:15:31.86ID:m0lY518b
学生の頃、ゆるい運動遊びサークルに入っていた。
ある時他県に合宿に行き、ハイキング程度の登山をした事があった。
宿泊先で現地の学生と知り合い、登山前夜に飲んでいると、この辺の山はダラシが出るという話を聞いた。
その地域では有名で、餓死者の化け物の事だった。
ダラシに遭遇すると疲れや飢餓で動けなくなるらしい。
現在ではそれが低血糖の症状とわかり、教訓的に、非常食は役に立つという話で終わり、特に怖くない話だった。
翌日、山を進んでいると、普段中途半端な運動しかしていない私たちは、超初心者コースでも途中からきつくなっていた。
二日酔いのような人もいて、A子が特にひどく、結局、A子とA子彼氏ともう1人が途中で下山する事に。
3人で下山していたが、結局下山直後にA子は震えが止まらず倒れそうな状態で、近くの診療所に直行した。
診療所で、A子に直接聞いたこと。
A子はもともと昨夜はお酒をあまり飲んでいない。
下山途中、気分が悪くなり、A子彼氏に姿が見える程度の場所に立って待ってもらい、少し山道から外れた茂みで吐いたり用を足した。
用を足したあと、あたりに風がなく、雨のような湿気があり、気味が悪い場所にいる事にハッと気付いた。
その瞬間、おー!と呼ぶA彼氏の声が聞こえた。(おーいではなく、おー!)
A彼氏がいるはずの来た道と逆方向、山の奥の方から。
怖くなり、一度も振り向かずにA彼氏めがけて力を振り絞って逃げたが、
そのあとどんどん体が重くなり、湿気のある感じも続いていた。
A彼氏ともう1人は声も聞いてなく、湿気も感じなかった。
A子はその後、半年後くらいして大学を休学。
休学前、A子を一度深夜スーパーで見かけた人がいたが(田舎の大学で、A子や私含めて大学周辺に住んでる人が多かった)
生ハムとか、ソーセージとか、肉加工品ばかり買い込んでて、目の周りが黒く、コートを二枚重ねで着込んでいて異様だったそう。
色々な噂を聞くに、たぶん休学理由は摂食障害なんじゃないかと。
A子は復学せずA彼氏とも別れたから、その後どうなったかわからない。