139 :EATER:2001/07/03(火) 20:49
最近の話なのですが、会社からの帰宅途中、
私の彼女から携帯に電話がかかって来ました。
「変な留守電が入っていたの。聞いてみて」
おもむろに彼女は留守電を再生します。
「カーン・カーン・カーン・カーン」
踏切の遮断機が鳴っているような音です。
その音が延々と1分位続いてます。
携帯電話で留守電を聞いてるので音が不鮮明です。
「なにこれ?ちょっと音悪くてよくわかんないや。」
気味悪がっている様子なのでとりあえず私は
彼女の家に寄ることにしました。
彼女の家まで後少し、という所でまた電話がかかってきました。
140 :EATER:2001/07/03(火) 20:49
私「はい?」
彼女「こないで」
私「え?」
彼女「やっぱりいいの。こないで」
私「いや、もうおまえの家に着くから、行くよ」
電話を切ると、丁度彼女の家の前です。
チャイムも鳴らさずにドアを開けると
彼女はちょっと呆然としていた様子でした。
私「どした?」
彼女「留守電・・・消えちゃった」
私「えぇ~。」
彼女「いや、消去とか何もしてないの。また聞いて見よう
っておもって再生したら消えちゃってた・・・」
なんじゃそりゃと思いつつも、彼女はまだ気にしている
ので、落ち着くまで一緒にいました。
次の日の仕事が早いので私は彼女に別れをつげ家に帰りました。
で、私が自宅に帰りつくと留守電のランプがチカチカ・・・
ちょっと嫌な予感がしながらも再生を開始しました。
「カーン・カーン・カーン・・・」
先ほど電話ごしに聞いた踏切の遮断機の音です・・・
心臓が口から飛び出そうになりました。
恐怖のあまり固まっていると・・・
141 :EATER:2001/07/03(火) 20:51
「あはは♪ごめんねぇ。驚いたぁ?」
彼女の声です。一杯食わされました。
こういういたずらをたまにしてくるんです。
ちょっと頭に来た私は彼女に怒りの電話を。
私「おまえマジでびびったぞ!!」
彼女「いや~ちょっと驚かそうと思ってね」
私「どっから踏切の音なんて持ってきたの?」
彼女「ん?踏切?」
私「・・・」
彼女「私使ったのお経のテープだよ・・・」
私「またネタかよ。カーン・カーンっていってただろ?」
私は留守電をまた再生しました。
そこには踏切の音ではなく確かにお経が・・・
私の聞いた踏切の音は何だったのでしょうか?
ちなみに彼女は私がネタを作っていると今でも思ってます。