543 :なんまいしゃん:02/06/30 00:23
これはは父親から聞いた自分が子供の頃に体験した話。
自分が3歳の時、40度以上の高熱を出したらしい。
その時、深夜11時50分頃、熱にうなされて布団に寝てた俺が突然飛び起き、
エアコンの方向を指さして、
「そこになんまいしゃんがいる」
と言いだしたらしい。
ちなみに なんまいしゃん とは、子供の頃に自分が言ってた幼児言葉で、
ナンマイダ→ナンマイさん→なんまいしゃん で、仏様を表してたみたい。
両親は、どこに居るんだ?と、その方向を見るが、何も見えない。
しかし自分はずっと
「なんまいしゃん、なんまいしゃん、なんまいしゃん」
と手を合わせて拝んでたらしい。
それが収まって10分ぐらいした頃、突然電話がなり、こんな時間に何だと取ってみると、
父親の姉から「息子が釣りに行って帰ってこない」と言う。
この時ばかりは両親はゾッとしたそうな。
すぐさま親父や親戚一同が海に行き、海上保安庁やら消防団と共に探したが、
いとこは見つからず、結局3ヶ月後、自分のいる長崎から遙か離れた四国の方に遺体が
あがり、ポケットに入ってた免許証から身元が割れたらしい。どうも海流の流れに乗って
そこまでいったそうだ。
余談だがどうももうすぐ死ぬ人には魚は釣れないらしいね。
いとこと共に釣りをしていた人は、たくさん釣れたが、いとこはちっとも釣れなかったらしい。
結局その人は先に帰り、魚の釣れないいとこがそのまま残ってそんな悲劇になったのだが・・・