434 :ムササビりべんじ ◆TC5.ZMGs :02/04/12 00:43
当時私は新潟県にある大学に通っていました。あまりその学校は大きくなく、
田舎にあったので,学校のそばにアパートがあり私はそこの1つに1人で
住んでいました。その3ヶ月前までは同じ大学に通う彼女と同棲していましたが,
大学の本校がアメリカにアルので,一足先に渡米していました。そのころは狭い
アパートに二人で暮らしていたので,何も怖い事は感じられませんでした。
それは8月の暑い日のこと。久しぶりに朝早く起きたので,朝食を作り洗濯もして
ベッドの上で一休みしていたら学校が1時からの始まりだったので,
うとうととしてしまい,いつのまにか眠っていました。夢なのか寝ぼけているのか
分からない状態がつずき,部屋に誰かいる気配がしたと思うと,台所のほうで
20代ぐらいの女性とその人の子供(3から4歳)が会話をはじめました。
私はいまだにベッドで寝ぼけている状態でいると,子供は台所と寝室を行ったり
来たりしていたかと思うと、その子供が誰か違う人と話し始めました。
しかしその人の気配が感じられません。たまにその子供が私にも話かけたり
していましたが,眠さのあまり無視していたらその子供が近くに来て,しきりに私に
その気配の感じられない人の事を話すので私はその子供にむかつき、
「そんなやつ、いねえよ!」
というと,部屋の中に気配がなくなったかと思うと,いきなり私の耳元で
「ここにいるよ」
と30歳くらいの男の声がし、私はあまりの恐さに慌てて跳ね起きカギも
かけずに学校に行きみんなにこの話をしましたがみんな取り合ってくれませんでした。
それから家に帰るのが恐くなり友達を連れて帰り,洗濯物を取り込んで,
その日は友達の家に行き、そこにとめてもらい,次の日帰ると,そこには何も
変わらない部屋がありました。
後でその学校に長くいる先輩に聞いた話ですが,そのアパートのどこかの部屋で,
5~6年前に火事があり,もしかしたら誰かが死んだかもしれない。
といっていました。確かにそのアパートは不自然なたて方をしており,迷子になるほどだったのですが・・・。