洒落怖

手と歯形

248 :ムササビ65 ◆TC5.ZMGs :02/04/10 07:01
少し長くなりますが、
あれは今から7年ほど前の夏、友達と後輩それから僕の彼女とで
肝試しをしようということになり、後輩のお勧めスポット
(夕方からばんばん見えるという)○○寺の裏山へいくことに。
もともと、大の恐がりの僕(でも、幽霊とかを見たことはない)は、
そんなもの本当に入るわけがないと、8mmビデオ持参で裏山に
はいりました。時間は夜中の12:00ごろ。
途中に墓場(きれいなお墓)がありその横の道をとおって
裏山にある池のほとりまでの道でのこと。
道幅が狭く、僕の彼女は、僕の後ろにぴったりつくように歩いてましたが、
木の枝が邪魔で振り払おうと彼女のほうを振り返ったとき、何と彼女の肩に
手首がのってます。
なんで?後輩達はその2mくらい後をついてきてるので
手が届くはずがありません。見間違いに決まってる、と思いもう一度見ると、
何もありません。

そんなこんなで、池につくと霊感の強い後輩が言うには、
池の周りにうじゃうじゃいるとのこと。
でも僕たちには見えないし、何も感じない。「やっぱそんなのないんだ」と思い
帰ろうとしたとき、遠くのほうから、猟銃?花火?のような どーん
という音が聞こえてきます。
しかも、2分間隔くらいで・・・
時刻は午前1:00、「こんな夜遅くにおかしいな」としゃべっていたら、
今度は急に強い風が吹き出して、とまらなくなってきました。
(風がとまることなく吹きつづけました)
さすがに、「やばいな」ってことで帰ることに。

荷物(ビデオとかカメラとか)をかたずけてるとひそひそと話し声が
風に乗ったように(でも、確実に耳元で)聞こえてきました。
一同顔をみあわせ「まじかいな」という表情。あわてて、小走りで山を
おりだすと、どう考えても今いる人数と(5人)と不釣り合いな足音
後輩いわく20や30じゃない。
一同全力疾走、寺のまえの駐車場の門を出てほっと一息。
門の柱に8mmを置き、車をバックに感想を話しているところを撮影して、
そのまま僕の寮にかえってねました。

次の日、仕事中に後輩が現れ、
「めちゃやばいで。仕事終わるころに寮でまってる」とのこと。
寮に帰ると、後輩がこれみてとテレビを指差す。

昨日、帰り際にとった、シーンだった。僕たちの後ろの車のそのまた後ろで
手首が、おいでおいでとも、違う違う、ともとれるジェスチャーをしている。
(山の中とかで撮った分は、画面が暗くてなにもうつってなかった、
声も入ってなかった)もちろんその場所に、僕たち以外のひとはいなかった。
僕はもう放心状態。しかも後輩いわく、「もう一つあんねん。これ見てみ」
と手首をさしだす。くっきりと歯形がついている(人間の、しかもかなり小さい)
でも、これは後輩のいたずらと思い、昨日のメンバーを集合させ
ねたばらしさせようとすると、なんと彼女ひざと友達のほうにもにも
くっきりとおんなじ歯形が・・・念のため全員が後輩の歯形の横に噛み付く、
合うはずがない・・・

その後このメンバーに、不幸や事故はなくいまにいたってます。

https://curry.5ch.net/test/read.cgi/occult/1018361409/

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