5 :1 ◆cvtbcmEgcY @????:2014/09/12(金) 01:51:45.39 ID:UMV+k39u0
その昔先生に恐怖とは何か聞いたことがある。
その時に先生はお前の後ろにいるもの、だとこたえた。
もちろん、俺には意味がわからなかった。
すると先生は人間にはなぜ後ろには目がないのか?
という意味のわからない質問をしてきた。
俺は分からないと答えた
8 :1 ◆cvtbcmEgcY @????:2014/09/12(金) 01:57:47.16 ID:UMV+k39u0
次に先生は、頭の後ろに目が欲しいと感じたことはあるか?
と聞いてきた。
確かに、あったほうが便利だなぁと俺は思った。
でも、そんなことはあんまり考えたことないなぁと答えた
先生はそれをきくと
自然ではきっと、目が後ろにもあったほうが生き残りやすい。
でも、ならなぜ、この世の大抵の生き物には、それがないんだろうね
進化論に従うなら、後ろに目があった生き物のほうが進化しているはずだ。
でも、例えば、昆虫の複眼でも
それは自分の後ろを見ることはできないらしい。
なら、なぜ?
答えは簡単だ。後ろに目がないほうがいきのこれるんだよ
14 :1 ◆cvtbcmEgcY @????:2014/09/12(金) 02:03:16.38 ID:UMV+k39u0
「それ」は後ろにいるんだよ。
振り返っても、振り返っても、見えない、「それ」は
多分、生きるためには見えてはいけない「それ」は
いまでも我々のすぐ後ろにいるんだよ。
じっといきをひそめて、見つけてもらうのをまっている。
それが「きょうふ」だ
15 :1 ◆cvtbcmEgcY @????:2014/09/12(金) 02:05:48.57 ID:UMV+k39u0
恐怖はいつだって背後にいる。
先生は最後にそう締めくくった。
俺は先生がかっこつけたことを言っているように感じてむかついたので
その日の先生がスーパーに行くときに背中に
「53歳童貞です」と張り紙をこっそりはっておいた
16 :1 ◆cvtbcmEgcY @????:2014/09/12(金) 02:06:37.91 ID:UMV+k39u0
たしかに、その日の先生にとっての恐怖は背後にいた
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