413 :ムササビりべんじ ◆TC5.ZMGs :02/04/11 23:56
私の祖父母が若い頃の話で、祖母から聞いたものです。
祖父母が二人で夕食を食べていると、いきなり祖父が
『木刀を持って来い!!』
と、祖母に言いました。
訳分からない祖母は、取り合えず言われるままに
祖父に木刀を渡すと、祖父は隣室の座敷で狂ったように
木刀を振り回したそうです。
しばらく暴れると今度は
『握り飯を握って来い!!12個!!』
と、祖母に言いました。
一層訳の分からない祖母は、言われるまま12個の
握り飯を作り、祖父に渡しました。
祖父はその12個の握り飯を、障子に開いた穴めがけて
投げました。
すると、うまいこと12個とも穴に見事に入ったそうです。
投げ終わると祖父は何事も無かったように席に戻り、
食事を再開しました。
祖母は訳分からないまま、握り飯を片付けようと、
縁側へ続く、その障子を開けると、そこには
米粒一つ落ちていなかったそうです。
いよいよ不可解な祖母は、事の顛末を祖父に聞きました。
すると、祖父は見知らぬ侍連中が家の中に入ってきたので
追っ払おうと木刀で対抗した。
しかしその連中が飯を食べさせて欲しいと、言ったので
握り飯をやった、といったそうです。
もちろん祖母にはそんな人達は見えません。
はたして訪問者は誰だったのでしょう?