不可解な話

灯台日誌

852 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/05/06 18:04
今から数十年前、本当にあったらしい事件。
とある日の夜、日本の沖合いを航行していた貨物船の船長が○○灯台の灯を探して
いてあっと声をあげた、いつもならついているはずの灯台の灯がきえているのだ。
船長は不信に思い灯台のあるはずの場所を顕微鏡でのぞいて見たが明かりらしきも
のは見えなかった。
貨物船の船長の知らせはすぐに港に届いた。
その灯台は電話もひけないほどかなり人里離れたところにありその灯台
にいくためには山道を3時間程歩いていかなければならなかった。
その当時そこの灯台には3人の灯台守が住み込み働いていており、恐らく
その三人になにかあったのであろうと言うことで地元の警察官2人が翌日
様子を見に行くことになった。
山道を抜けようやく灯台についた警官たちは灯台が建っているすぐ横にある小さな
平屋の家に向かった。3人はそこで寝泊をしているはずだった。
しかしその場所に3人の姿はなかった。
部屋の中はがらんとしており、ちゃぶ台の上には湯のみ茶碗と日誌がおかれ、流し台に置かれた
食器なども清潔に磨かれており、布団や彼らが着ていたであろう衣類などもきちん
とたたまれておりとくに争った形跡もなかった。
警官2人はそのあと灯台の中やその周辺もくまなく調べたが3人の姿を見つけること
ができなかった。そこで警官たちはちゃぶ台のうえに置かれてあった日誌を調べて
見ることにした。一体彼らに何があったのか?
日誌にはごく普通にその日の天気やその日の出来事などがかかれていたが彼らが
失踪する4日ぐらい前から少し変な記述が見られるようになってきた。

○月○日 北微北西の強風。海は大荒れ、波が高い。
Bの様子が変だ、朝からかなりが機嫌悪い何かあったのか。

○月☆日 風が強い。外にでることができない。Bは落ち着いたがなにやら
ぶつぶつ言っている。Cは風に向かってわめいている。

○月□日 暴風が一晩中続いた。風は西微北に変わる。
Bは落ち着いた。Cは祈っている。

同日   正午、昼なのに暗い。Bの様子が心配だ。

○月△日 暴風がやんだ。海も穏やかだ。みんな喜んでいる。

昨日の灯台の消えていた日でその日誌は終わっていた。
しかし警官達はすぐに妙なことに気がついた。
この日誌によれば彼らは数日間、かなり激しい嵐のようなものにあっていたよう
だが、ここ数日そんな嵐などなかったし海もそれほど荒れていなかったからである。
一体彼らが体験した嵐とはなんだったのか?
その後もかれらの捜索が続いたが、結局3人はその後もみつからず、この事件
は単なる失踪事件としてかたずけられた。

https://curry.5ch.net/test/read.cgi/occult/1017317500/

-不可解な話
-


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


関連記事

不可解な話

僕が叫んでいれば

372 :ムササビりべんじ ◆TC5.ZMGs :02/04/11 21:47 この話は僕が小学6年生の時のものです。 当時僕はとても体が弱く、扁桃腺が腫れて高熱がでるというパターンで、学校を 月の半 ...

不可解な話

共感されない恐怖

263 :ムササビ77 ◆TC5.ZMGs :02/04/10 07:23 私は以前、八王子の奥にあるアパートで一人暮しをしていました。 今から4年前まで、計4年間、そこに住んでいました。 そのアパー ...

不可解な話

足だけが歩く夢

411 :ムササビりべんじ ◆TC5.ZMGs :02/04/11 22:59 とりあえず、これはノンフィクションです。ま、信じるかは貴方次第ですが… 確か…これは8月の始めの頃の話です(北海道行く前 ...

不可解な話

焼死した非行少女

560 :Λ:02/04/20 16:37 これは私の叔父が体験した話です。 聴いたのは今から10年前なんですけど叔父の性格 (すごく真面目でこう言う話をでっち上げたりする様な人では無い) &その内容 ...

不可解な話

とあるホテルにて

529 :とあるホテルにて:02/01/05 01:29 友達から聞いた話なんですが。 近所の大通りに面したラブホテルでの話です。そのホテルには地下の客室があって、 ある日チェックインをしたカップルが ...

© 2025 オカルトペディア Powered by STINGER