194 :無断転載:02/03/29 01:19
私の4歳のときの体験を書きます。その頃、青森の津軽に住んでいました。
2階で一人で寝ていた私は、夜中トイレに行きたくなって、目を覚ましました。
トイレは一階です。トイレを済ませて、眠い目をこすりながら廊下を歩いていると、
仏間からこそこそ話し声がします。
「はらへった。」
「食べ物はどこだ。」
びっくりしてそ~っと仏間を覗いてみると、身長70センチくらいの、
ミイラのような小さい人が3人、ばたばた走り回っていました。
食べられちゃうかもしれないと子供心に怯えた私は、そのまま隠れていました。
しばらくして、その3人のミイラは台所の方へ走って行きました。
その隙に階段をかけ登り、頭から布団をかぶっていつの間にか寝てしまいました。
次の日、その事を祖母に話しました。すると祖母は、
「それはきっと御先祖様だよ。実は昨日、いつも供えている
御飯とお水をうっかり忘れていたんだよ。」
と言いました。
すぐにお水とご飯を供えました。
それ以来、もう見る事はありませんが、御先祖様は本当に大切にしないと
いけないなと、今でも心から思います。